Vol.79 水害への備え

皆様 こんにちは! 代表の石井です。

ドジャーズ第5戦で決めましたね。
大谷選手・山本選手、移籍1年目でワールドシリーズ制覇。
スゴイことですね‼

ちなみに、
昨年の覇者レンジャーズには、
1人当たり7690万円が分配されたそうです。

今回は
水害への備え
についてお話させていただきます。

「土のう」とは
 布袋に砂を詰めたものです。
 
「土のう」を積み上げ、水や土砂の流れを止め、
 家屋への浸入を防ぐもので、
 小規模な水害時や水深の浅い初期段階には有効な対策です。

 低地にお住いの方は、
 常備しておくことが賢明です。

「水のう」とは
 40~45ℓのごみ袋を~2~3枚重ね、
 水を入れたものです。

 「土のう」を常備しておくのが難しい方にはお勧めです。

 「水のう」を複数個作り、段ボール箱に詰めれば、
 「土のう」の代わりとして使えます。

水害を受けやすい半地下や地下に玄関や駐車場がある方は、
「土のう」「水のう」は常に準備しておくようにしましょう。

次に「止水板」
 長めの板を「土のう」「水のう」で固定し、
 浸水を防ぐものです。

 板が無い時は、
 テーブル・ロッカー・タンス・畳
 の代用でもOKです。

 「止水板」購入に補助金を出す自治体もあるようなので、
 お住いの自治体に問い合わせてみましょう。

次に「排水溝のチェック」
 ゲリラ豪雨など、突発的な激しい雨の時は、
 瞬時に排水能力オーバーとなり、汚水が逆流する
 「排水溝逆流浸水」が発生し、
 室内に泥水が噴き出すことがあります。

 「水のう」を便器・浴槽・洗濯機等の排水溝の上に乗せ、
 蓋をして「排水溝逆流性浸水」を防ぐことができます。

次に「ハザードマップ」
 自治体の作成した「ハザードマップ」
 自前の「ハザードマップ」を用意しておくことも重要です。
 
 水害時、避難が必要になった時の為に、
 避難場所までの地形
 小川・側溝・マンホール等、
 危険個所を「ハザードマップ」上に示しておきましょう。

 もし、緊急避難で避難場所が遠い場合は、
 近所の二階に避難させてもらうほうが、
 安全な場合も有ります。
 普段から人間関係を築いておきましょう。

最後に「非常用品備蓄」
 大規模水害時には、ライフラインが遮断され、
 交通も遮断されることもあります。

 食料・水・カセットコンロ・電池・懐中電灯・医薬品など、
 1週間程度生活できる備蓄をしておきましょう。

 持ち出し袋は、すぐに持ち出せるように、
 1個所にまとめて保管しておきましょう。

災害はいつ襲ってくるか誰にもわからないものです。
万が一に備えた準備は大切なことです。

耐震で不安をおかかえの方、
家づくりでお悩みの方や、
新築やリフォームをお考えの方に、
これからも寄り添える工務店でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までご相談ください。

 
 


 

VOL.78 引越し

皆様、こんにちは 代表の石井です。

やっと涼しくなってきた、今日この頃です。

今日は【引越し】についてお話させていただきます。

家を建てれば、新居への【引越し】が必要となります。


初めて【引越し】をされる方や、
何年も前に【引越し】をされた方から、
引越しの時は何をすればよいの?」
というご質問を戴くことがあります。

まず、
【引越し】前にやっておくこととしては、
お子様が幼稚園や学校に通われている場合は、
1~2か月くらい前までに、
転校の相談と手続きをしておきましょう。

次に、
役所関係への諸届です。
・住民票(転出届)
・印鑑登録
・国民年金
・国民健康保険
・社会福祉関係
等があります。

基本的には、本人の届出が必要ですが、
印鑑と委任状があれば代理人でも可能です。

【引越し】10日~1週間前までに済ましておきましょう。

郵便物の転送届や、銀行・ローン会社への届出も
この時期に合わせて済ませておくのが望ましいです。

最後に、
電気・ガス・水道局に【引越し】までの使用量の清算を行います。
退去時には、元栓の締め、ブレーカーを切ることを忘れずに!
これは3~4日前までに。

概ね、ここまでが【引越し】前にやっておくことです。

ここからは、【引越し】先での手続きとなります。

役所関係への諸届です。
・住民票(転入届)
・印鑑登録
・国民年金
・国民健康保険
・社会福祉関係
等の届出をします。

住民票(転入届)と国民健康保険に関しては、
【引越し】14日以内の手続きが必要となります。
住民票転出届は退去前14日以内の手続きが必要となります。

他に、
新しい学校への転入手続きや、
警察署へ運転免許証の住所変更、
陸運局へ自動車の諸登録が必要な方もいると思います。

家づくりを考え始めたら、必ず、【引越し】が伴うので、
石井工務店でお家を建てられる方とは、
建て始めから~お引渡し~住み始めのスケジュールも一緒に打合せを行っています。

耐震で不安をおかかえの方、
家づくりでお悩みの方や、
新築やリフォームをお考えの方に、
これからも寄り添える工務店でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までご相談ください。

Vol.77 ダニ対策

こんにちは 代表の石井です。

彼岸入りを過ぎたというのに、
35℃越えの日が続いています。
早く涼しくなってほしいものです。

また、能登半島地震の被災地に大雨が・・・・
最小限の被害で収まることをお祈りします。

まだまだ暑い日が続いているということで、
今回は【ダニ】についてお話させていただきます。

近年の家は、
高気密・高断熱住宅で、
一年中快適な温度・湿度をたもってくれます。

どんなに性能が良い家でも、
お手入れをしなければ、
性能も半減してしまいます。

快適な住宅は、【ダニ】にとっても、
快適な状態になっているかもしれません。

今回は、この目に見えない
【ダニ】対策について考えていきましょう。

【ダニ】のフンや死骸は
アレルギー症状を引き起こすことは知られています。

【ダニ】の好む環境は、湿度70%。
高気密・高断熱の住宅で、この環境になってしまうと、
たちまち、【ダニ】の住処になってしまいます。

では、どうすれば良いのか???

①エアコンの設定湿度を60%以下にする。
②栄養源である、ホコリを除去する。
③掃除機で舞い上げられた空気は換気する。

湿度設定や、お掃除の仕方を意識するだけで、
【ダニ】の繁殖を抑えることができます。

次に、
【ダニ】の温床となりがちな[寝具]

布団には天日干しが有効で、
表裏まんべんなく日に当てます。

干した後は、掃除機で
【ダニ】の死骸を取り除きます。

マットレスなど天日干ししにくいものは、
布団乾燥機などを活用するのも良いでしょう。

最後に、
押入れやクローゼット。

入れっぱなしの衣類には、
[虫干し]がおすすめです。

2~3日晴れ間が続いた日の、
空気が乾燥している10~14時に
日陰の風通しの良い場所に、衣類を干す。

たまにしか着ない礼服は要チェック。

衣類を干している間は、
押入れとクローゼットの扉も開放し、
風を通します。

防湿財や調湿材を使用するときは、
下のほうに設置します。

こまめなお手入れで、
マイホームを楽しみましょう!

耐震で不安をおかかえの方、
家づくりでお悩みの方や、
新築やリフォームをお考えの方に、
これからも寄り添える工務店でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までご相談ください。

Vol.76 住まいが建つ地盤について

皆様こんにちは 代表の石井です。

二日連続で、宮崎県と神奈川県で大きな地震があり、ビックリしましたね。
南海トラフはユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境にあります。
相模トラフはフィリピン海プレートと北米プレートの境にあります。
政府は、神奈川県の地震は南海トラフとの関連はないと発表していますが、
南海トラフと相模トラフは繋がっていて、神奈川県の震源地はその繋がっているあたりです。
本当に無関係なのでしょうか???
国民に本当のことを伝えてほしいですよね・・・・

そんなことで今回は大事なお家を建てる地盤のお話をさせていただきます。

お客様から
「石井工務店で建てる家は、耐震等級は?」
というご質問を戴くことが多くなりました。

もちろん
石井工務店で建てる家は「耐震等級3」ですが、
「地震に強い家」には地盤へのこだわりも重要です。

いくら地震に強い家でも、
地盤が弱ければ、地盤ごと建物が倒壊してしまいます。

そのため、当たり前ですが、
家づくりを計画する際には、
「強固な安全な地盤を選ぶこと」が重要で、
その地盤が「強固な安全な地盤」かを調べるのが、
"地盤調査"です。

地盤に問題があれば、
必要に応じ地盤補強することを、
"地盤改良工事"といいます。

"地盤改良工事"にかかる費用として、
100万円ほどかかることも珍しいことではありません。

ただ、「必要に応じ」の「必要」がポイントとなります。

誰でも「強固・安全な地盤」にお家を建てたいですよね!

地盤調査会社によっては、過度な地盤改良工事を勧めてくる場合があります。

なぜならば、地盤調査会社が地盤改良工事も請け負うことが多いのです。

普通、住宅会社でもどの地盤改良工事が必要なのかを判断することは難しい事なのです。

石井工務店では、全国6000社の住宅会社のネットワークを利用して、
安心して地盤調査をお任せできる会社に、地盤調査をお願いしています。

家づくりは一生涯で一番高いお買い物です。

無駄なお金をかけず、
しっかり安全な暮らしができるよう、
【家を建てる地盤から】
石井工務店はこだわっています。

耐震で不安をおかかえの方、
家づくりでお悩みの方や、
新築やりフォームをお考えの方に、
これからも寄り添える工務店でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までご相談ください。

Vol.75 単位の謎

皆様こんにちは、代表の石井です。

梅雨が明け、一気に暑くなり、連日35℃超えです。
皆様も熱中症には十分お気を付けください。

7月20日、21日と府中市片町文化センター祭り(盆踊り)が行われ、
わが町は、かき氷店を出店しました。

今回は【単位】についてお話させていただきます。

今、一般的に使われている【単位】
「メートル法」と呼ばれるもので、
法律でも義務付けられています。

取引上の計量には国際基準である
「メートル法」
を用いることとされています。

建築業界も図面上の面積や寸法の表記はすべて、
「メートル法」
になっています。

ですが、実際現場の職人の方たちは、
「にすんごぶ」
「よんしゃくごすん」
「さんげんはん」
などの[寸] [尺] [間]
といった【単位】を使っています。

この[寸] [尺] [間]は
かつての日本独自の【単位】
「尺貫法」
と呼ばれています。

何故、昔の【単位】の「尺貫法」が、
今現在も使われているのでしょうか???

それは、人の身体にフィットするような、
柔軟性を秘めているからです。

「メートル法」の起源は、
1791年に、地球の北極点から赤道までの、
「子午線弧長」の[1000万分の1]
として定義されました。

つまり、「メートル法」は地球を基準とした【単位】なのです。

それに対し、「尺貫法」は
人の身体を基準とした【単位】なのです。

一説として、
[1寸]は手を広げた時の親指の長さ。
[1尺]は肘から手首にある尺骨と呼ばれる骨までの長さ。
[1間]は人の身長を基準としています。

この人の身体を基準とした「尺貫法」の分かりやすい物が畳です。
畳の【単位】は1畳といい、
長辺6尺、短辺3尺となっています。

昔から、「立って半畳、寝て1畳」と言われていて、
このサイズが人が動くのに最低限必要な寸法とされています。

この畳の短辺の寸法が、家づくりの基準となっています。
3尺=910㎜です。

家の設計図を見るとこの910㎜、又は、910㎜の倍数をよく見ると思います。
今でも3尺を基準として設計されていることが多いのです。

システムキッチン・システムバス・洗面化粧台等のサイズも、
建材と呼ばれる、合板、石膏ボード等、
全て、この「尺貫法」とリンクしています。

今、皆様がお住いのお家も「尺貫法」を基準として設計されているのでは・・・・

耐震で不安をおかかえの方、
家づくりでお悩みの方や、
新築やリフォームをお考えの方に、
これからも寄り添える工務店でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までご相談ください。


VOL.74 地震対策

皆様 こんにちは 代表の石井です。

6月には毎年、自治会主催の敬老会が催されます。
今年も6月16日に開催され、司会を務めさせていただきました。
米寿・傘寿の方には記念品をお渡し、
お祝いをさせていただきました。

今回は【地震対策】についてお話させていただきます。
家を建てるときに重要なことの一つが
【地震対策】です。

政府の地震調査委員会は、
今後30年以内に震度6弱以上の地震に
襲われる確率を占めした予測地図を公開しています。

実際に大地震に見舞われたとき、
建物はどうあるべきか??

安全性の目標として、次の考え方があります。

1,[人命を守る]
  建物の倒壊・崩壊を防ぐ。
  火災の発生を防ぐ。
  家具の転倒を防ぐ
2,[資産・財産を守る]
  企業・個人が保有する資産や財産を地震による損壊を防ぐ。
3,[機能を守る]
  建物固有の機能(社会的機能・生活・事業)が停止することを防ぐ。

上記の安全性の目標を達成するために、
様々な耐震技術があります。

[耐震構造]とは
 地震の揺れに耐える。
[制震構造]とは
 地震の揺れを抑える。
[免震構造]とは
 地震の揺れを伝えさせない。

代表的なものとして、この3種類があります。

この3種類の違いは?

まずは 
[耐震構造]
面材や筋交いによって強度を高め、
地震に耐える工法です。
1923年の関東大震災クラスに耐えられる強度を
「耐震等級1」と定めています。
デメリットは、地震の揺れを受けるたびに、
固定している面材や筋交いにゆるみなどが発生し、
当初の強度より弱体化していきます。

次に
[制震構造]
建物に制震ダンパー等を組み込み、
地震エネルギーを熱へ変換し、揺れを抑える構造です。
繰り返す大地震被害を抑えることができます。
木造建築との相性良いです。
デメリットは制震ダンパーの種類が多いので、
選ぶものにより効果の違いも出てきます。

石井工務店新築物件では標準装備となっています。

最後に
[免震構造]
積層ゴムやベアリングを建物の下に設置し、
免振層を介在させることにより、
地面の揺れを建物に伝えない構造です。
建物は空中に浮いているような状態になり、
地面だけが動くという、理想的な工法です。
デメリットとしては、
風の影響を受けやす。
コスト大。

どの工法が良いかは、
建築場所・予算など様々な要因から選ぶのが良いと思います。

最近ではこれらの工法を組み合わせて、建築される物件も多くなりました。
石井工務店の新築は【耐震工造+制震構造】標準装備装備とし、
【耐震等級3】の家をお引渡しします。

今回は大切な家族・家を守る技術を知っていただけたと思います。
今後の家づくりにお役いただけましたでしょうか。

耐震で不安のある方、
家づくりでお悩みの方や、
新築やリフォームをお考えの方に、
これからも寄り添える工務店でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までご相談ください。

 

Vol.73 未来に続く自然のエネルギー

皆様 こんにちは 代表の石井です。

5月3日から5月6日まで
府中で最大のイベント
武蔵総社 大國魂神社 例大祭
「くらやみ祭り」が斎行されました。

私も「御本社・一之宮御先払太鼓」
太鼓総代として参加させていただきました。

わが町の各団体は、怪我人も無く、
無事に祭りを終えることができ、
ほっとしているところです。

さて、今回はエネルギーについてお話させていただきます。

世界で電力を使えない人が、
7億人以上もいるという事を
皆様はご存じだったでしょうか?

私は正直、ビックリしました。

SDGsが目指す、
「持続可能な開発目標」の7番目に
エネルギーをみんなに、そしてクリーンに。
というものがあります。

2030年までに、誰もが、安い価格で、安定的に
現代エネルギーを使えるようにする。

2030年までに、今までの倍の速さで、
エネルギー効率をよくする。
等々・・・・・

そこで今世界で注目されているのが、
「二酸化炭素を排出しない」「資源は繰り返し使う」
そう、再生エネルギーです。

再生エネルギーの特徴は2つ。
1、温室効果ガスを排出しないこと
2、エネルギー資源が枯渇しないこと

様々な再生可能エネルギーによる発電方法はありますが、
二つの自然エネルギーの利用法をご紹介します。

一つ目は
【パッシブエネルギー】
建築的な工夫の事で、自然エネルギーを利用した
パッシブデザイン
と呼ばれる方法です。

グリーンカーテンや庇、窓の工夫などで、
熱をコントロールし、エアコン等電気製品で温度調整するのではなく、
自然の力で、空間を快適に保つ方法の事です。

次に
【アクティブシステム】
機械・装置を使用して得られるエネルギーです。
太陽光発電・風力発電などがあります。

エコキュートは、空気熱を利用した給湯機で、
消費エネルギーの3倍以上の熱を生み出します。

エネファームは、ガスから電気を発生させるシステムで、
導入コストは高くなりますが、
発電する際にお湯も沸かしてくれるので、
効率は非常に良いシステムです。

今までは、機器を作動させるのに必要だった、
化石燃料への依存度を下げ、
二酸化炭素を抑制し、持続可能性を高めることができます。

しかし、再生エネルギーの普及には課題もあります。
導入費用が高い。
自然環境に影響を受けやすい。
等々

でも、これからの家づくりは、
世界のエネルギーや地球環境を意識したものが、
主流になっていくことでしょう。

お家の耐震で不安のある方、
家づくりでお悩みの方や、新築やリフォームをお考えの方に
これからも寄り添える工務店でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までご相談ください。

Vol.72 木造住宅と火事

皆様 こんにちは! 代表の石井です。

今回は【木造住宅と火事】についてお話させていただきます。

皆様とお話させていただくと、住宅としてのイメージが強いのは、
「木造住宅」「鉄骨造住宅」がやはり多かったです。

「木造住宅」は火事に弱い・燃えやすいといったイメージが強く、
逆に「鉄骨造住宅」は燃えにくく、火事の時でも安心と思われている方が多いようです。

しかし、「木造住宅」は火事に強いといわれています。

「木造住宅」は火事がおきた時、
燃え崩れるまでの時間がかなり長いという特性があります。

同じサイズの「木」と「鉄」に同じ荷重をかけながら燃やしてみると、
「鉄」は5分ほどで強度が半分以下になり、
10分後には20%まで強度低下し、
曲がり始め、垂れ下がってきます。

しかし、「木」は10分燃やし続けても、
表面が炭化するだけで、内部までは燃えず80%程度の高い強度を保ちます。
「木」の表面が燃えたことにより、
炭化した表面がバリヤとなり、
「木」内部に炎によるダメージが到達しにくくなります。

この性質のおかげで「木」は燃えても、
一気に強度が下がるということがないため、
万が一の火災の時でも、
避難に時間を稼ぐことができます。

崩れ落ちる前に消化ができれば、
被害も最小限に抑えることができます。

さらに、「木造住宅」は有毒ガスの発生量が比較的少ないといわれています。
火災により発生する有毒ガスが原因で、意識喪失が起きるじこは多いことです。

一酸化炭素や塩化水素・アンモニヤ等の有毒ガスを吸い込み、
意識を失ってしまうことが、火災の恐ろしいところです。

「木造住宅」は自然素材ですので、有毒ガスの発生を抑えることができます。

当然、「木」が燃えることで、
一酸化炭素・二酸化炭素は発生しますが、
自然素材である「木材」は人工的に作られた素材に比べると、
有毒ガスの発生量はかなり少なく、
意識喪失を防ぎやすいということになります。

しかし、「木造住宅」がいくら火事に強いといっても、
「木材」が炭化するほどの火事がおきてしまったら、
そのあと住み続けることは難しいということです。

「木造住宅」のメリットは、
火事が起きてから、崩れ落ちるまでの時間が長く、
避難する時間を稼げる、有毒ガスの発生量が少ないというところです。

これから家を建てようとお考えの方は、
火事になるリスクを下げる、
火を使わない調理器具等の導入もお考えになってはかがでしょうか。

家の耐震で不安をお持ちの方、
家づくりでお悩みの多ケ谷、新築やリフォームをお考えの方に、
これからも寄り添える工務店でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までご相談ください。

Vol.71 災害時の備え

皆様 こんにちは! 
代表の石井です。

能登での大きな地震から2か月、
今回は災害時に家から逃げ出すときの非常袋についてお話させていただきます。

災害用に準備した物は
【1次持ち出し品】【2次持ち出し品】
に分けて準備しておくとよいでしょう。

【1次持ち出し品】とは、
避難時にすぐに持ち出すべき、必要最低限の備えです。
主に最初の2~3日をしのぐための備えです。
非常持ち出し袋に入れ、
持ち出しやすい場所に置いておくことが大切です。

参考:大人2人x1日分として
『食料・飲料』
・非常食:レトルト食品、乾パン、ゼリー状の食品等2箱程度
・飲料水:水500mlx10本

『停電時用』
・懐中電灯2セット(予備電池)
・携帯ラジオ(手巻き充電式)
・ロウソク(ライター、マッチ)

『医薬品』
・救急セット(常備薬、包帯、ガーゼ、脱脂綿、ばんそうこう、三角巾、
 消毒液、整腸剤持病のある方はその薬、お薬手帳、ハサミ、ピンセット等々)
 市販品救急セットが便利です。

『衛星・生活用品』
・トイレットペーパー
・ティッシュペーパー(ウエットティッシュ)
・簡易食器(家族分)
・レジャーシート
・タオル
・ポリ袋

『貴重品類』
・現金
・保険証、身分証明書、住民票のコピー
・印鑑、預金通帳
・権利書、カード類

『避難・救助用』
・笛、ナイフ、ロープ
・バール、スコップ、ノコギリ、ハンマー等
 (小型アウトドアグッツが持ち運びに便利)

【2次持ち出し品】とは、
最初の非難の後に、再度自宅から避難所へ持ち込み、
3~4日避難生活を送るためのものです。

【1次持ち出し品】に加え+αの食料・飲料や、
衣類品、生活用品を準備しておくのが良いでしょう。

卓上コンロ+ガスボンベなど、
キャンプやアウトドアで使用するものが使いやすいでしょう。

私たちの家づくりでは、当然ながら、
『災害に強い、安心・安全を確保しやすい間取り』にもこだわっていますが、
このような非難をせざる得ないとき、持ち出し品を常備する場所までも考え、
お客様と一緒に間取りを考えています。

家の耐震で不安をお持ちの方、
家づくりでお悩みの方や、新築やリフォームをお考えの方に、
これからも寄り添える工務店でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までご相談ください。


Vol.70 手洗はどこでしますか?

2024年初投稿となります。
遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。

初めに、能登半島地震で被災された方々に、
心より悔やみと見舞いを申し上げます。
今回の能登半島地震で倒壊した住宅を見ていると、
住宅に携わるものとして、耐震化の重要性を改めて考えさせられます。
耐震診断だけではだめなのです、既築住宅には耐震補強が必要なのです。
【住まいが凶器となってはならないのです】
倒壊した建物が障害となり、緊急車両が通行できず、助かる命も助けられなくなります。
様々なことが起こります。
被災された方の中には、家の補強をしてこなかったことに後悔している方もいると思います。
【地震が来てからでは遅いのです】


新年早々「手洗い」のお話です。

皆様はトイレの後は、手はどこで洗っていますか?

ロータンクの上手洗い?
洗面室?

それにしても手洗付きロータンクを考案した人って、
どんな方なのでしょうか?

綺麗好きな方?
発明家?
もしかしたらTOTO?

手洗い付きロータンクを完成させたときには、
大喜びで売り出したことでしょう。

ですが、そこで手を洗うご自身を思い浮かべてみてください。
水が飛び散らないようにするため、指先くらいしか洗えませんし、
一歩前に踏み出し、腰をかがめ不安定な体制で洗うので、
お年寄りやお身体の不自由な方には大変です。
また、石鹸の置くスペースもありません。

とはいえ、用を足したら手は洗いたいですよね。
トイレは別名「お手洗い」というくらいですから。

最近の調査では、手を洗わない方も増えているそうです。

とはいっても、トイレには手洗いが必要だと思います。

では、どこで手を洗うのか・・・・・?
できればトイレの中に手洗器を付け、そこで洗うのが良いと思います。

近頃では、様々なデザインの手洗器があります。
アンダーカウンタータイプ
オーバーカウンタータイプ
ボウルタイプ
壁掛けタイプ
等々
中でも、お手入れがしやすいのは、アンダーカウンタータイプでしょうか。

幅の広いトイレであれば、便器と平行に。
奥行きのあるトイレなら、便器と向い合せか、
便器の手前に平行に取り付けると良いでしょう。

プラス鏡や照明をつけると、お化粧室にランクアップします。

手の洗い方、手洗器の設置場所を十分考慮しレイアウトを考えましょう。


家の耐震で不安をお持ちの方、
家づくりでお悩みの方や、新築やリフォームをお考えの方に、
これからも寄り添える工務店でありたいと考えております。
お気がるに、石井工務店までご相談ください。