Vol.55 24時間換気の必要性

皆様 こんにちは 代表の石井です。

今年も残すところ、20日。
年の瀬に向かい、忙しくなってきているのではないでしょうか?

去年のこの時期より寒い気がしますし、
北日本での積雪も早いように思います。

そんな寒くなってきた今日このごろ、
部屋の暖房をつけ、お家の中で快適に過ごしたいですよね~

こんな時、家に設置してある【24時間換気】の運転で、
部屋がなんか寒くなったことはありませんか??

しかし、【24時間換気】は、住いの環境を守るために、
とても大切な仕組みとなっています。

だから、寒い時期だからといって、
気軽に運転を止めるのはお勧めできません。

今回は、【24時間換気】の必要性についてお話しさせていただきます。

24時間換気】とは、
家に設置した換気設備で、
居住空間の空気を強制的に入れ替えるシステムの事です。

元々気密性の低かった日本の住宅では必要なかったのですが、
昨今の住宅は、住宅性能も向上し、厚さや寒さ対策や、
省エネ重視の為、どんどん気密性が高くなってきています。

また、技術が進歩し、化学物質を含む建材を沢山使うようになったことにより、
家具や建具から発生する化学物質や、生活の中で生じるチリやホコリ等を原因とした、
健康被害『シックハウス症候群』という体調不良が問題になっていました。
なぜなら、家の中に化学物質・チリやホコリが充満していたからです。

『シックハウス症候群』が進行してしまうと
『化学物質過敏症』になり、
こうなってしまうとなかなか完治できません。

そこで、2003年の建築基準法改正で、
全ての住宅に【24時間換気システム】の設置を義務化しました。
この換気により、1時間に居住空間の半分の空気のを入れ替えることが基準とされています。

【24時間換気システム】により、
計画換気を行うことで、汚れた空気を排出し、
新鮮な空気を取り入れ、『シックハウス症候群』などを、
防ぐことを目的としています。

寒い季節では、給気口から入ってきた冷たい空気で、
風の流れができ、寒さを感じることがあるかもしれません。
だからといって、【24時間換気】を止めるのは良くないことなのです!!

万が一止めてしまうと、汚れた空気が排出されず、
湿気やチリやホコリなどが室内に留まることで、
結露やカビが発生し、カビをエサにするダニが増え、
アレルギーの原因になったりもします。

【24時間換気】とは、
その名の通り、
【24時間換気】しなくてはいけません。

【24時間換気】で寒いと感じる場合は、
止めるのではなく、
■給気口に専用のカバーやフィルターをつける
■サーキュレーター等を利用し、暖気を循環させる
■給気量を調節する
などの対策をとってみてはいかがでしょうか。

ご自身の健康・ご家族の健康、家の劣化を防ぐためにも、
【24時間換気】で新鮮な空気を取り入れることが重要です。

居心地の良い空間で、健康で素敵な時間を過ごしていきましょう!!

家づくりでお悩みの方や、新築やリフォームをお考えの方に、
これからも寄り添える工務店でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までご相談ください。