畳敷きの部屋=和室???
皆様こんにちは、代表の石井です。
供の、東京の新型コロナ感染者数は9699人。
日々記録を更新しています。
来週には、1日の感染者数が1万8266人に達するとの専門家の推計も・・・
11都道府県で「まん延防止措置」が適用されるようです。
終息を祈るばかりです。
お正月はミカンをたくさん食べたな~
炬燵にミカンって相性抜群ですよね。
でも、ミカン以上に相性が良いのは
【畳】じゃないかと思うんですよね。
そんな【畳】と【和室】についてお話していきたいと思います。
【和室】といえば、【畳】の敷いてある部屋
とほとんどの方が思いうかべるのではないでしょうか。
けれど、【畳】が敷いてある部屋すべが【和室】かっていうと、
必ずしもそうではありません。
例えば、柔道の道場には【畳】が敷いてありますが、
道場は【和室】でしょうか?
激しい稽古に耐えられる床材として、【畳】が使われているのか、
それとも、礼節を重んじる場所として【畳】が必要なのか・・・???
新築・リフォームを計画するときに、
一部屋くらい【和室】があった方が良いんじゃないかな~
な~んて思った方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
設計段階で必ず話題になるのが「和室問題」です。
【和室】という言葉から思い浮かべるイメージは、
人それぞれ違います。
生活習慣までを含めた伝統様式としての【和室】なのか。
単に、皮膚感覚・感触として、【畳】の肌触りが欲しいのか。
ごろ寝のスペースとしてなのか。
またまた、【畳】の香りなのか。
まずは、そのあたりをハッキリさせるために、
何をイメージした【和室】なのかを考えておきましょう。
『格式』『畳』『雰囲気』
あなたが、その家に望むものは何なのか。
【畳】には「畳の五か条」があります。
第一条 〈一畳の大きさ〉
【畳】は、地方によって大きさが違います。
『江戸間』『京間』『中京間』
この三つがあります。
第二条 〈二通りの間取り方〉
『畳割り』:【畳】の寸法を最優先に確保することで、柱の間隔が二次的に決定される。
『柱割り』:柱の間隔を優先することで【畳】の寸法が1枚1枚違う。
第三条 〈縁なし畳〉
『縁なし畳』と『琉球畳』は別物。
目が詰んでいる方が、エッジが立つのである。
第四条 〈敷き方〉
『祝儀敷き』と『不祝儀敷き』の区別がある。
祝儀敷き:【畳】の角が合わさる部分が『T型』になる。
不祝儀敷:【畳】の角が合わさる部分が『十文字』になる。
通常は『祝儀敷き』だが、葬儀の際に『不祝儀敷き』に式変えることも。
『祝儀敷き』の方が済がきれいに納まる。
第五条 〈五枚目の半畳〉
中央に半畳を置く四畳半を『切腹の間』と呼んだ。
かつては、この形の敷き方の部屋で切腹が行われていたらしい。
【畳】の歴史や文化は、とても深く・古く・難しいものですね。
畳屋さんに聞いてみるのもいいと思います。
【畳】の空間を、より自分好みにできるかで、
住みやすさ・快適さや生活も変わると思います。
家づくりでお悩みの方や、
新築やリフォームをお考えの方に
これからも寄り添える建築屋でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までご相談ください。