【CTによる異常早期発見】について

皆様こんにちは、代表の石井です。

ワクチン2回接種数、日本が世界で一番になったそうです。
コロナワクチン3回目の接種も決まり、飲み薬もできてきそうですし、
来るであろう、第6波に向け先手の対策。
よい流れになりつつあるように感じます。

毎年、文化の日は日本各地の博物館や美術館の入館料が無料になります。
新型コロナウィルスの感染状況もだいぶ落ち着き、
休日の行楽地の賑わいも戻りつつあるようです。

そんな中、上野国立科学博物館では、
『大英博物館ミイラ展』が行われていて、
ミイラの特別展示が開催されています。(10/14~1/12)

もちろん、感染予防対策はしっかりと行われています。

今回の見どころは、『CTスキャン』を駆使した最新のミイラ研究です。

ということで、
今回は、【CTによる異常早期発見】について見ていきます。

『CTスキャン』とは、医療現場で利用されている『CT検査』のことです。

X線という放射線、電磁波の一種を利用した検査方法で、
肺がんの発見など、様々な医療現場で活用されています。

人体をスキャンするものと同じ『CTスキャン』を使って、スキャンし、
約7000枚を撮影されたようです。

なぜ、CTが使用されたかというと、ミイラを破壊することなく、
内部に秘められたなぞを解明する、

言い換えれば、ミイラをコンピューター上で開封するということです。

今回、明らかになったのは、
その時代の人がどのように生きたのか、
そして、どのように生涯を終えたかまで、

今まで、分からなかった細かい要因まで明らかにされました。

研究者曰く、『ミイラは、その人の生きた履歴書のようなもの』
ロマンを感じる言葉ですね。

では、建築ではどうでしょう。
実は、建築や住宅にも、『CTスキャン』技術は生かされています。

『3次元構造物健全診断システム』というものを使い、
コンクリート内部の損傷や異常を発見することができます。

人間の健康診断・人間ドックと同じ、
『構造物ドック』です。

重要なのは、人も構造縁も同じく、早期発見ということです。

2025年には、築後50年以上を経過する橋梁等が
約70000か所にもなるとの事です。

限られたコストで膨大な社会インフラを維持していくうえでも、
『構造物ドック』の技術向上は、今後重要になってきそうです。

家づくりでお悩みの方や、新築やリフォームをお考えの方に
これからも寄り添える建築屋でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までご相談ください。


自然の力【阿蘇山噴火】

皆様こんにちは、代表の石井です。

昨日の東京での新型コロナウィルス新規感染者は9人、
驚くほどのペースで減少していますが、
先日のハロウィーン、渋谷等での人の多さや
年末年始の人の移動、
リバウンドがちょっと心配ですネ。
このまま終息してくれれば良いのですが・・・

今回は【阿蘇山噴火】についてみていきます。

2021年10月20日午前、
熊本県の阿蘇山中岳第一火口で、中規模の噴火が起きました。
元々、阿蘇山は、『阿蘇カルデラ』とも呼ばれ、
世界でも有数の『カルデラ』(火山活動でできた多いな凹地)を持ち、
『火の国』熊本県のシンボルとして親しまれています。

今後の噴火動向が気になるところですが、
阿蘇山だけではなく、日本は、世界でも有数の火山大国であり、
地震も多く、世界の地震活動エネルギーの1~2割が集中するほど
活発の地域
といわれています。

その影響もあり、日本の住宅に関する法律も厳しく、
耐震等級もクオリティーの高いものが求められています。

今回の火山噴火時には、16名の登山者がいましたが、
中規模噴火であったことから、なんとか無事に下山できたようです。

住宅への被害は『火山灰』が多いようです。

また、鹿児島『桜島』も活発に活動しており、
時折、降灰を上げながら噴火をしている為、
『克灰住宅』が注目されています。

『克灰住宅』とは、
降灰対策として、
①屋内への侵入を防ぐ
②雨などで流れやすくする
③除去作業を容易にする
大きく3つの工夫を凝らすというテーマの住宅です。

窓は、気密サッシや二重サッシを使用し、
灰の除去を容易にする「灰シューター」の設置し、
屋根から落ちてくる灰を自動的に溜める仕組みにしているようです。

火山は、九州方面に集中していて、
関東圏や他の地域では、あまり気にしなくても良いと思われるかもしれませんが、

関東圏だと『富士山』『浅間山』等が活火山にあたり、
特に『富士山』の場合は大規模の噴火が起きれば、
静岡県を中心に溶岩流により道路が寸断されることや、

東京方面は大量の降灰により、飛行機の運行、インターネット環境等にも、
大きな影響が出ると言われています。

大昔、『東日本大震災』と同規模・同地域で起きた地震の
9年後に『富士山大噴火』
の記録もあるそうです。

霊峰富士『富士山』も要注意です。

今後、『克灰住宅』という仕組みが広がれば、
突然の噴火が起きても降灰に備えられるのではないでしょうか。

近年、『地震』『火山噴火』『台風』『ゲリラ豪雨』など
『自然災害』が多い日本だからこそ、
備えるべき住宅の仕組みのヒントになるのではないでしょうか。

家づくりでお悩みの方や、新築やリフォームをお考えの方に
これからも寄り添える建築屋でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までお問い合わせください。