Vol.57 床暖房

皆様こんにちは 代表の石井です。

先日、政府が新型コロナの感染症法上の分類を
「2類相当」から「5類相当」引き下げを5月8日に行う方針と発表しましたね。

やっと、マスク無しの生活に戻れるのでしょうか。
少しづつですが、良い方向に動いているのですね!!

10年に一度の最大級最強寒波で日本海側の方は大雪で大変なことでしょう。
東京も冬晴れ、冷たい風で乾燥した寒い日が続いています。

そんなことで今日は、【床暖房】のお話をさせて頂きます。

床暖房】とは、
床から直接伝わる「伝導熱」と
床から部屋全体に広がる「ふく射熱」の組み合わせで
足元から暖める暖房方法です。

床暖房】のメリットとしては、
1、火を使わないので安全である。
2、足元から効率よく部屋を暖めることができる。
3、水蒸気の発生が無く、結露しない為、ダニ・カビ発生につながりにくい。
4、エアコンのように風が無いので、チリやホコリを舞い上げる心配がない。
5、空気が乾燥しにくい。
6、暖房器具自体が床下に施されているため、部屋を広く使える。
等々

お子様のいるご家庭や喘息をお持ちの方には、
有効な暖房方法の一つです。

床暖房】には
温水式』と『電気式
の2種類があります。

温水式』は
床に配管を施し熱源機で温めたお湯を通し部屋を暖めます。
導入の初期費用は『電気式』よりは高いが、ランニングコストは安くなります。

電気式』は
床下に設置した電熱線ヒーターパネルで部屋を暖めます。
導入の初期費用は『温水式』よりは安く、
立上りが早いのが特徴です。

床暖房】にかかる費用として

温水式』は
導入費用が1畳あたり5~10万円+熱源機+ヒートポンプなどの設備費で100万円ほどの費用がかかります。
ランニングコストは1日10時間の使用で3000~5000円/月ほどです。

電気式』は
導入費用が1畳あたり5~10万円かかります。
ランニングコストは1日10時間の使用で、5000~10000/月ほどです。

ただし、光熱費が上がり続けている昨今では、これ以上にかかると思われます。

床暖房】の使用期間や使用頻度、建物の構造によって、
床暖房】の種類を選ぶことが重要です。

床下の断熱はお忘れなく!!

家づくりでお悩みの方や、新築やリフォームをお考えの方に、
これからも寄り添える工務店でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までご相談ください。

Vol.56 令和五年 初BLOGは「畳」についてのお話です

明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

お正月ということで
今年初BLOGは【畳】についてのお話をさせて頂きます。

【畳】は日本固有の文化で発達した床材であり、
日本の風土や気候に最適な『床材』材です。

さらに、畳は室内空間の快適性に大いに役立ちます。

地域によって【畳】は大きさが異なることをご存知ですか?

地域別の【畳】サイズ、4種類を見てみましょう。

①京間(きょうま)
 京間は、京都・関西・中国・四国地方などで用いられており、
 本間(ほんま)、本間間(ほんけんま)とも呼ばれます。
 「191cmx95.5cm」と
 4種類の中で最も大きいのが特徴です。

②中京間(ちゅうきょうま)
 三六間(さぶろくま)とも呼ばれ主に、
 岐阜・愛知の中京地方や、
 福島・山形・の東北地方、北陸の一部、
 奄美大島など日本各地で用いられています。
 「182cmx91cm」と
 京間の次の大きさになります。

③江戸間(えどま)
 江戸間は五八間(ごはちま)・関東間(かんとうま)とも呼ばれ、
 全国的な標準規格として、
 関東・東北地方・北海道で用いられています。
 「176cmx88cm」
 中京間よりもさらに小さくなります。

④団地間(だんちま)
 団地間は五六間(ごろくま)とも呼ばれ、
 公団住宅やマンション・アパートなどで用いられています。
 「170cmx85cm」
 と4種類の中で最も小さいのが特徴です。

西日本の、京間や中京間は
【畳】を並べたその外側に柱を建てます。
その為、柱の中心間距離は
畳+柱1本分となります。

障子や襖の大きさも、
【畳】のサイズを基準にするので、
規格化され、使いまわしが可能になります。
この【畳】を基準にする工法を「畳割」と呼びます。

これに対し関東では、
【畳】を基準にするのではなく、
柱~柱の中心間距離を基準にします。

その為、各部屋で【畳】の大きさが異なり、
使いまわしができません。
この工法を「柱割」といいます。

現在では「柱割」の方が多くなってきています。

和室を作る方は少なくなっていますが、
縁のない琉球調畳をリビングの一画に利用するのも、
なかなか良いものです。

使ってみてはいかがでしょうか。

家づくりでお悩みの方や、新築やリフォームをお考えの方に、
これからも寄り添える工務店でありたいと考えております。
お気軽に、石井工務店までご相談ください。