天円地方と建築

皆様、明けましておめでとうございます。
代表の石井です。
今年の初ブログとなります。
本年も、どうぞよろしくお願い致します。

今シーズンは寒い、豪雪、コロナと大変な冬となっていますが、
皆様はお変わりないでしょうか?

こんな寒い冬の食事は鍋に限りますね。
そんなに贅沢をしなくても、お肉・魚貝や野菜を入れて、
ポン酢やゴマダレで・・・身も心も温まりますネ。

今年のお正月の我が家では、お鍋を沢山いただきました。
因みに私は、『寄せ鍋で一杯』が一番の好物です。

皆様は、どんなお正月をお過ごしになられましたか?

さて、今日は【天円地方】という言葉をご紹介します。
【天円地方】は〇と□の組み合わせで宇宙を表しているんです。
天は丸く、地は四角い。
は円形、円は回転するので「動」を表していて、
は方形の大地「静」を表しています。

【天円地方】は、日本の古い建築物によく見られます。
例えば、神社や古墳、相撲の土俵等など・・・・
なかでも、仏塔の代表的な形式である多宝塔は、
仏様のいる内側は円形(天)、拝観側は方形(地)になっています。

土俵もこの形と同じなんですネ。
人間界の(地)から、天界(円)に入る儀式が、
横綱の土俵入りに表されています。

最も強い力士が腰にしめ縄を張り、塩で清め払い柏手を打ち、
四股を踏み、天と地に感謝を込めて祈りを捧げる。
その後ろで、行事が祭文を唱える。

これは、地鎮祭そのものでもあります。

柱一つにしても、四角い礎石に円柱形の柱を建てる「円柱方礎」など、
様々なところで、〇と□が使われています。

なぜこのような造りになったかというと、
宇宙全体を表す形と同じ【天円地方】を地上に描くことで、
天からの気を受け止め、宇宙と一体化できると考えたからだそうです。

〇と□・・・深い意味があるんですね。

以外に、あらゆる場所に使われていたりしますので、
是非、身の回りの【天円地方】
お探しになってみてください。

家づくりでお悩みの方や、
新築やリフォームをお考えの方に
これからも、寄り添える工務店でありたいと考えております。
お気軽に、弊社までご相談ください。