竣工と完成

こんにちは、石井です。

"暑さ寒さも彼岸まで"とは、
先人たちは
うまいことを言ったものですね。

このところ、朝晩ずいぶん涼しくなってきました。
季節の入れ替わりを日々感じる今日この頃です。

皆様は猛暑の疲れから、快復されたでしょうか?

弊社近所では、
もともと一宅地だった敷地に
建築中の数棟の分譲住宅が、
まもなく竣工をむかえるところです。

新しい入居者になるやもしれない方々が、
内覧等に来ています。

今年の8月は厳しい暑さが続き、
この分譲現場の作業員の方々も、
マスクをし、安全に配慮をし、
大汗をかきながら、作業をしており、

大変なんだよね~
熱中症にならないように注意してね~
と思い見ていました。

うちの現場も同じだな~
弊社現場作業員たちも大丈夫かな~
心配だな~

新しい家が竣工し、
新しい人たちが来るのか、
どんな人が住むのかな~、なんて思い、

同じ町内なので、新しい人が来るのが楽しみです。

さて、皆様は【竣工】と【完成】の違いをご存知でしょうか?

◆竣工とは、
完成と同じじゃないの?
と思う方もいらっしゃると思いますが、
建築工事が終わったことを意味する言葉が
【竣工】なんです。

◆完成とは、
日本の文化では、『住み続ける事で完成に近づく』と考えられ、
美しさの始まり、と捉えるそうです。

住む人が何代にも渡り、
柱や、梁の拭き掃除をし、
美しい飴色の艶が生まれたり、

柱に背丈を刻み、
思い出・愛着のある家に育て、
そのものを大切に扱っていくことで
美しくなっていく・・・という、

古い物を大切にするという日本人の心が要となるそうです。

造り手と住まう人の、
時間をかけたつながりが、美しさを生む・・・という事でしょうか。

変化を楽しみ、時間をかけて完成させていく、
【竣工】と【完成】という言葉を、
改めて考えさせられました。

新しい家づくりや見直しのご提案をさせていただく機会を
大切にさせていただこうと、気持ちをさらに引き締めていきます。
ご相談事がございましたら、お気軽に、何なりとお問合せください。


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