一つの部屋で暮らせる日本人

こんにちは、代表の石井です。

今週は、台風14号が日本列島に接近する予報です。
週末には東海、関東にも接近するようです。

被害がでなければ良いのですが・・・
皆様十分お気をつけください。

さて、日本の生活の中には
【畳む】
ものが沢山あります。

畳むといえば、
服・ふとん・お膳・座卓・テーブル・傘・扇子
風呂敷・提灯・テント・シート等々・・・

数えだすとキリがありません。

畳むの利点は、大まかに3つ。

①コンパクトになる。
②運びやすくなる。
③収納しやすくなる。

この【畳む】という特徴を生かして、
部屋を有効に使って生活してきたのが、
日本人の特徴ともいえるそうです。

朝、布団を畳んで押入れにしまい、
テーブルを出せば、寝室からダイニングへ早変わり。

テーブル・椅子をグレードアップすれば応接間になり、

金屏風を置けば、結婚式場にもなったりもしますし、

また、葬儀・法事ができる部屋にもなります。

押入れがある部屋ひとつで、十分に暮らせる
昔からの知恵が、日本人にはあります。

これに対し、西洋の家具は部屋の機能を固定してしまうので、
ベッドルーム・リビング・ダイニングなど・・・
必然的に部屋数が必要になってきます。

部屋の機能を家具で固定するのと、
状況に応じて変化させるのとでは、
どちらが優れているのかは、
個々の考え次第だと思います。

大きな家で、部屋数が沢山ある家も、もちろん良いのですが、
昔ながらの日本の家の使い方を見直して、
最大限有効に使える部屋のありかたを考えるのも、
家造りをする仕事に携わるものとして、
一つの楽しみともいえます。

ワンルームひとつにしても、
折りたためる家具を工夫して使えば、
狭い空間ではなく、
最大限に使える、そこに住まう方だけの
心地よい空間を生み出してくれる事もあるのではないでしょうか。

日本人が考え出したスタイル
【畳む】
畳むと言うひとつの言葉に色々な意味があるんだと思わせてくれる
良いきっかけとなりました。

間取りを作る際には、
今の暮らし方から考えていくことも重要ですし、
将来必要になってくるものを考えることも大切ですね。

今までの暮らしの様子、未来思い浮かべる生活スタイルや希望、
将来快適に暮らせる家造りや想いを
是非、私共にお聞かせください。

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